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 ● Down Load Series


このページでは
病気に関係している
いろいろな画像ファイルをダウンロードすることができます。
中には「ちょっと気持ち悪〜い!」ようなものもあるかも!?
犬や猫の病気の原因になっている "あれ" の本物を目で確認することができる
ちょっとドキドキのコーナーです。

名前:

犬ニキビダニ症(Demodex Canis)

内容:

demodex_001.jpg:犬の皮膚から検出された犬ニキビダニです。
demodex_002.jpg:拡大版・・・わかりますか?
demodex_003.jpg:横向きです。右側が前!?
demodex_004.jpg:頭部の様子です。足が8本(4対)あります。
demodex_005.jpg:その全景です。
demodex_006.jpg:もう一匹いました!
demodex_007.jpg:その頭の部分です。
demodex_008.jpg:紡錘型と言われる虫卵です。
demodex_009.jpg:上が親、下側が虫卵です。

説明:

この病気は、
ニキビダニ症 - の他
毛包虫症 - あるいは
アカラス症 という呼び方をされることがあります。

原因はニキビダニというダニの仲間(やはりお約束通り足が8本ある!)で、顔や目の周囲、肢の先などにかなり炎症の強いひどい皮膚炎を生ずることが多く、獣医さんの扱う皮膚病の中でもかなりやっかいな病気のひとつです。

ニキビダニ症に関する研究は未だ遅れていて、決定的な原因や治療法が確立されているわけではありません。このダニは実はほとんどの個体に常在するダニであると言われています。そして、その宿主であるイヌやネコ(あるいは人)がいろいろな原因で免疫機能や代謝機能にトラブルを抱えたとき(皮膚疾患が)発症すると考えられています。実際に動物病院でこの病気を発見するときは、患者さんに免疫や代謝の問題がある場合が多いようですが、やはり免疫機能が貧弱な子犬に多く見られる病気です。伝播は授乳時に親から子供に染ると言われていますが、それ以外のルートで感染することはないようです。もちろん、(イヌやネコのニキビダニは)人にも感染しません※。

※:実際、ニキビダニは人間の皮膚の中にも同じ種類のダニが発見されることが多いようです。ただし、それは犬や猫のものとは違う種類ですし、通常の免疫機能を有する健康人はその存在にさえ気づかないで生活しているわけです。

ニキビダニ症は猫にも発生することのある病気ですが、犬に比べて希で特に免疫系統に問題を抱えている個体に汎発性の発症が見られることが多いようです。

この病気の治療には根気が必要です。新らしい駆虫薬が開発されるたびに「この薬はニキビダニをやっつけられるか?」ということが必ず話題になっています。現在は殺ダニ剤を使ったシャンプーや駆虫薬の長期投与などの方法で多くの場合“何とかなる”ことが多いのですが、過去には「死に病!」といって恐れられていた時期もありました。それでも長期的な管理と対応が必要であることは変わりがなく依然として皮膚病の分野ではたいへんな“困ったさん”なのです。

新しい子犬や子猫がやってきて・・・顔や手足に脱毛や痒みを訴えている場合、それが通常の治療に反応しにくいようであればこの病気の検査を受ける必要があるかも知れません。


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